【簡単】実家暮らしの節約術は仕組み化がカギ! 私の生活費内訳も公開
実家暮らしだけどお金が貯まらない
節約とかしたいけどいまいちやり方が分からない
こういった悩みにお答えします。
実家暮らしでも案外お金って貯まりませんよね。
お金に余裕があるからこそ使ってしまったり…
私も隠居をめざし始めた時はそうでしたが、お金を貯めやすくする仕組みをつくると解決しました。
そこで今回は私が実践した節約術を紹介した後に、
実際に節約し始めた当初のある1カ月の生活費内訳も公開したいと思います。
これを読めば、行きたい旅行や、お金を貯めたらやりたかったことが叶うかもしれません。
「お金の流れを見える化」しよう。家計簿アプリがおススメ。
「携帯代、保険料、サブスク」などをまずは削ろう。他にも削れる部分があったらやろう。
目的は「できるだけ細かく」、目標金額は無理のない範囲で決める。
「給料を受け取ったら最初に差し引く」を徹底しよう。
最初は現金管理がおススメ。慣れたらキャッシュレスに少しずつ移行しよう。
ちなみに私の実家暮らし歴は以下のとおりです。
・実家暮らし3年
・3年連続で年間100万円貯蓄成功
・親には日々感謝
では見ていきましょう。
お金が貯まる基礎的な仕組みをつくる
うまいこと節約してお金を貯めるには仕組みをつくると簡単です。
具体的には以下のとおりです。
①収支の把握
②固定費の削減
③節約する目的&目標金額(月々貯金する金額含む)の設定
④先取り貯金
⑤1週間ごとにお金を振り分け
この手順で私は実践しました。
詳しく解説していきますね。
収支の把握
初めは、収支の把握が大事になります。
自分自身の「お金の流れを見える化」して、浪費している項目を知りたいからです。
具体的な方法ですが、家計簿をつけることが1番早いです。
家計簿をつけたことがない人は、1カ月間とりあえずつけて欲しいです。
私はふだん家計簿アプリを使っています。
1番有名なのはマネーフォワードですね。
このアプリはふだん利用する銀行口座やクレジットカードを登録すると自動で家計簿を生成します。
また、現金払いでも、カメラでレシートを自動読み取りしてくれるので便利です。
お金の流れを見える化できたら、「意外なところにすごい使ってた」など発見もあると思います。
けど、分かったのは良いけど一体何を削減すれば良いの?
って話ですが、
ずばり「固定費」になります。
次の項目で話していきますね。
固定費の削減
固定費を削減する理由は、
・節約効果が高い
・生活費に占める割合が大きい
・必ず毎月出ていく項目だから
など様々です。
実家暮らしの固定費はだいたい以下の通りです。
・携帯代 ・(民間)保険料(入ってない方は飛ばしてOK) ・サブスクリプション(月額サービス) ・親への仕送り(感謝の心をお金にこめて) ・奨学金(仕方ない)
数ある中から上げてみました。
今回は簡単で取り組みやすい「携帯代」「保険料」「サブスク」を解説します。
携帯代
けっこう通信費とかが1番お金かかってたりします。そんな携帯代については、
格安スマホへの乗り換えがおススメです。
格安スマホとは、大手通信会社に比べて月額費用が安く利用できるスマートフォンです。「格安SIM」を対応スマートフォンに挿すだけで「格安スマホ」としてお得に利用でき、すでに利用しているアンドロイドやiPhoneでも「格安スマホ」として利用もできます。
出典:OCNモバイルONE 「格安スマホとは?格安スマホもこれで安心!」https://www.ntt.com/personal/services/mobile/one/hajimete/smp/01.html
月々の料金が段違いになります。
会社 | 月額料金 |
---|---|
格安スマホ | 約2000~3000円(※) |
大手キャリア | 約8000~1万円(※) |
差額 | 5000円以上~ |
月々5千円以上の節約になります。
また年換算だと6万円以上にもなり、それを貯蓄に回すだけでも全然違います。
このように格安スマホに乗り換えるのが1番ですが、最近だと大手キャリアからも格安プランが出ているので、
「格安シムにするのはやっぱり不安」
「今使っている会社が良い」
といった方は格安プランを検討してみるのも良いかもしれません。
保険代(入ってない方は飛ばしてOK)
皆さんは保険どうしてますか?
実家暮らしをしている間は保険は案外必要じゃなかったりします。
もしなんとなくで入っている方がいましたら(民間)保険の見直しを検討しましょう。
よく聞く保険と言ったら生命保険やがん保険だったりしますが、
必要になる確率は意外に低かったりします。
・20歳が10年後(30歳時点)にがんになる確率⇒男性:0.2% 女性:0.4%
・30歳が10年後(40歳時点)にがんになる確率⇒男性:0.6% 女性:1.4%
ここで「あれっ?」って思った方もいるでしょう。
だって、がんって日本人の2人に1人がなるってよくテレビで言ってるじゃん
事実そうですが、生涯確率で見たときの話になります。
・男性⇒全年齢平均62.4%
・女性⇒全年齢平均44.1%
人生ずっと生きてたら2人に1人はなるということですね。
では、がんの確率が上がる年齢ですが、男性は60歳あたりまでは6~7%で、70歳に差しかかると約20%まで跳ね上がります。女性も同じく70歳で20%代になります。
つまり、若いうちはがんになる確率が低いといえます。
けど、もしなってしまったときの医療費とかどうすんのさ
っていうことも心配だと思いますが、
特定非営利活動法人 日本医療政策機構の「がん患者意識調査2010年」によると、治療費の平均は約115万、中央値で最も多かったのが50万~100万になります。
やっぱり高いじゃん
っていう話なんですが、日本は国が母体の公的医療保険があるので、
「医療費の3割負担」や「高額療養費制度」
といった制度を受けることにより、場合によってはかなり安く済んだりもします。
高額療養費制度とは、医療機関や薬局の窓口で支払った額(※)が、ひと月(月の初めから終わりまで)で上限額を超えた場合に、その超えた金額を支給する制度です。
※入院時の食費負担や差額ベッド代等は含みません。
出典:厚生労働省保険局「高額療養費制度を利用される皆さまへ」
https://www.mhlw.go.jp/content/000333279.pdf
正直50万~100万からだいぶ安くなったらどうでしょうか。
自分で何とか払えてくる気がしてきませんか。
要するに早い話、
保険に入るよりお金を貯めた方が病気になったときにも良い
ってことです。
そういう意味でも実家暮らしで節約して貯金しましょうということになります。
ちなみに生命保険や火災保険とかも、
生命保険⇒生活に困る家族がいるなら検討するべき 火災保険⇒実家暮らしの場合、両親が加入していたりするので必要なし
しかし、例外として、
といった感じです。
以上のとおり実家暮らしかつ若いうちはあまり保険の必要性が少ないです。
もし検討するべき保険があるときは、1度見直してみましょう。
サブスクリプション(月額サービス)
結構忘れがちなのがサブスクです。
私もサブスクの見直しを定期的にするんですが、「こんなの登録してたっけ?」というのすらあります。これは自分の経験則ですが、
半年間で1度も利用していないサービスは解約しましょう
たかだか月何百円だし、解約もめんどくさいしな~
気持ちは痛いほどわかるのですが、どうかそこをお願いします。
このようなことがたまって、気づいたら「使ってないサービスだらけでけっこうな額になってた」なんてことになりかねないからです。
ちなみに自分の今の状況は以下の通りです。
サービス | 月額料金 |
LINEミュージック | 980円 |
好きな歌手のFC | 440円 |
自分は音楽がないと生きれないので、この2つはどうしても残していますが、
それ以外は全て解約しました。
基本的に、「このサービスがないと生活に支障が出る」ようなものは残しましょう。
以上、固定費の削減についてでした。
節約において固定費はさけて通れないのでこの機会に見直しをしましょう。
あと、固定費以外にも見直せる部分がありましたらどんどん削減していってくださいね。
節約する目的&目標金額(月々貯金する金額含む)の設定
ここまでくると、ある程度生活費が低くなると思います。
次にやるべきことは、
節約する目的&将来目標金額(月々貯金する金額含む)の設定
です。これを設定しておくとモチベーションのUPにつながります。
具体的には以下のとおりです。
節約する目的
目的は色々あると思います(経済的自立、結婚資金、旅行、老後…)
出来るだけ細かいところまで落とし込む
⇒(例)〇〇に旅行に行きたくて、〇泊〇日で〇〇と〇〇に行こうなど
細かいところまで決めると、未来のイメージがわきやすくなるので、モチベーションUPにつながります。
目標金額(月々貯金する金額含む)の設定
初めに、現時点で貯金できる額を把握しておきます。
手取り額-生活費(削減後)=「貯金できる額」
⇒ここから、無理のない範囲で月々貯金する額を決める
あらかじめ貯金したい額と期間を決めても良いのですが、この場合貯金したい額が月々貯金できる額を超えていないかを注意しましょう。
1カ月あたり=約8万3千円必要
「貯金できる額」が
8万3千円を超えている⇒〇「貯金OK」
8万3千円を超えていない⇒×「期間と目標金額の見直しをする」
基本的にはこのようになります。
ただし、
「近い将来実家を出ていくかもしれない」
「転職とかで収入が減りそう」
といった収入の低下や生活費の暴騰が考えられる場合は、
貯金OKでも、もう少し目標金額を下げたり、可能であれば目標期間を延ばす(年数を延ばすと月々の目標金額が下がるため)などの検討をした方が良いでしょう。
以上これらを行うことにより、未来のイメージやゴールに向けての進捗状況などが分かりやすくなるので、強い意志で行動できるようになりますよ。
先取り貯金
ここまでくるといよいよ貯金をしていく段階に入ります。
そして重要なお知らせですが、
この項目がこの仕組みづくりの1番大事なポイントになります。
給料を受け取ったら、貯金分はあらかじめ差し引いて貯金すること
もう1度言いますが、
必ず貯金分はあらかじめ差し引いてください
最悪この項目さえ守れればお金は貯まると言っても過言ではないです。
ではなぜここまで重要かというと
①強制的にお金が貯まる仕組みをつくるため
②自分の意志力にできるだけ頼らないようにするため
③最終収支を必ずマイナスにさせないため
どれも重要ですが、
特に③に関しては月初めに先に貯金分を引いておき、月末までに使い切らなければ、少なくとも収支がマイナスにはならないので、生活が赤字になることはないのです。
この際、差し引いた貯金分は「もう存在してないお金」だという気持ちぐらいでいた方が良いです。
では「具体的にはどんな方法があるの?」って感じですが、
・定期預金 ⇒自分で決めた金額分を、指定の口座に毎月自動で積み立てるもの めんどくさがりの人とかに特に良い。 ・財形貯蓄 ⇒会社が給与天引きで銀行に貯金を積み立ててくれるもの 住宅購入やリフォーム目的の「住宅財形貯蓄」、老後の資金のための「年金財形貯蓄」などがあるので、こういった目的で貯める人にはぴったり。 ・タンス預金 ⇒自宅に貯金分を保管していくこと 災害や盗難のリスクは高いが、お金が貯まるごとに諭吉さんが厚くなっていくので、すごいモチベーションのUPにつながる。「手元にお金があっても決して使わない自信があります!」という人とかには案外おススメ。
私は最初の1年はタンス預金してました。
お金がみるみる増えていくので、よく札束を数えてほくそ笑むのが日課でした。
リスク等は高いので、積極的におススメはできませんが、
お金が貯まる実感は得やすく、本当にモチベーションの維持には最適でした。
ここまで話してきましたが、どの方法でも正直良いので、
先取り貯金だけは徹底するように心掛けてください
お願いします。
各週ごとにお金をふり分け
固定費も削減したし、実際に先取りという形で貯金もしたし、
生活費は自由につかっていいよね!
といきたいとこですが、それはやめましょう。
なぜなら、どこかで一気に浪費してしまうおそれがあるからです。
そうならないように、1カ月のうち、1週間ごとに使えるお金をふり分ける方法が有効です。
その際、ふり分け方に関しては主に2つあります。
①100%現金で振り分ける ②現金+キャッシュレスを組み合わせる
正直長期的には②の方がいいのですが、仕組みづくりをして最初の段階では1カ月だけでもいいので、①の方を実施して欲しいです。
理由は現金管理をしたほうが、自分で生活(お金)をコントロールしているという実感がわきやすいからです。
これは個人的に大事な感覚だと思っていて、生活(お金)をコントロールできるようになる感覚をつかむことが節約を含めた家計管理の土台だと考えているためです。
そのため、今回は①の手順を説明していきます。
【※条件】
1カ月で7万円の生活費、予備費を1万の場合
⇒予備費はあらかじめ除外しておくので実質6万円の生活費
1カ月は4週間(もしくは5週間)なので、今回は4週間で計算すると
1週間あたり=1万5千円(予備費除く)
【手順】
(封筒でなくてもなんでも大丈夫です)
(1週目、2週目、3週目など…)
①予備費について
・急な出費や残高不足の時に使うようにする
・月末に余った時は翌月へ繰り越こすのがおススメ。繰り越していくと予備費が多くなるので、不測の事態にもより対応しやすくなるから
②余り分について
【使い方(結論)】
⇒割と自由に使ってよい
(例) 自分へのご褒美として使う、貯金するなど
基本的にはこの形で生活します。準備は大変ですが最初のうちはこれで生活することをおススメします。
以上が仕組み化のための5ステップでした。
これでお金が貯まる仕組みはできたので、実践してみましょう。
私の1ヵ月の生活費内訳公開
最後に私が実家暮らしをはじめたときの生活費内訳を公開しておきます。
収入(手取り額) | 金額 | 支出項目 | 金額 |
---|---|---|---|
会社給与 | 16万8千円 | 親への仕送り | 2万円 |
携帯代 | 2万円 | ||
奨学金 | 2万円 | ||
投資 | 2万円 | ||
自由に使えるお金 | 1万5千円 | ||
合計 | 16万8千円 | 合計 | 9万5千円 |
貯金できる額=16万8千円-9万5千円=7万3千円
多分ツッコミどころ満載だと思いますが、だいたい最初は平均7万ぐらい貯金してました。
やはり家賃や光熱費がかからないのは実家暮らしの強みです。
一応解説すると、当時は一般的な親への仕送り額(平均は約3万~5万程度)より少なかったことにくわえ、自由に使えるお金はあまり物欲がないことや、特に人付き合いもなかったので、これで事足りてました。
そして携帯代ですが、この時は一切メスを入れておらず、この金額ぐらい(スマホゲームへの課金も大きかった)になることも度々ありました。
この収支でも携帯代を抑えれば、最低1万円以上は節約できるので、それを自由に使えるお金や貯金に回しても良いですし、投資分も同じようにできます。
そうすれば月10万円の貯金も夢ではないですし、もっと余裕のある生活ができると思います。
以上のように最初はこんな感じでもそれなりにやっていたので、皆さんはもっと上手にやりくりできると思います。
まとめと余談
最後にまとめます。
「お金の流れを見える化」しよう。家計簿アプリがおススメ。
「携帯代、保険料、サブスク」などをまずは削ろう。他にも削れる部分があったらやろう。
目的は「できるだけ細かく」、目標金額は無理のない範囲で決める。
「給料を受け取ったら最初に差し引く」を徹底しよう。
最初は現金管理がおススメ。慣れたらキャッシュレスに少しずつ移行しよう。
以上が実家暮らしのための節約術5ステップでした。
最後に余談ですが、「そもそもなぜ実家暮らしで節約できないのか」と考えた時に、
実家暮らしだとお金に余裕がある分、お金に対する意識が低くなりがちで浪費するから
ではないかと考えました。
ここで「wikipedia」より引用したパーキンソンの法則の法則2を紹介します。
第2の法則:支出の額は、収入の額に達するまで膨張する
意味は「収入が増える分だけお金も使っちゃうよ」って感じなんですが、
例えば、
ボーナス出たから、今日は豪遊だ~
宝くじが当たったのに、5年後には使い果たしてしまった...
このようにお金はある分だけ使っちゃうってことだと思います。
よくお金持ちの社長さんが高価なものばかり買うのもこれが理由の1つかもです。
つまり、 実家暮らしでも一緒でお金に余裕があっても、その分だけ使ってしまうのも
これが原因の1つかもしれないってことです。
だからこそ、
お金をためやすい仕組みを作って、うまく循環させていくことが大切
だと思います。
皆さんも仕組みづくりを行って、賢く節約していきましょう。
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。