【簡単】5種類のFIREを解説。達成しやすいFIREも紹介




FIREの種類って何があるのかな?
こんな悩みにお答えします。
FIREを目指すと言っても、いろんな FIRE があります。
今回は、 5種類のFIRE を解説するとともに、達成しやすい FIRE も紹介します。
この記事を読むと、自分の目指すべき FIRE の参考になると思います。
「FIREってそもそも何?」という方はこちら





ちなみに、筆者はサイドFIRE(失敗したらBarista FIRE)を目指してるよ~
・FIREは、(Fat FIRE、Lean FIRE、Coast FIRE、Barista FIRE、サイド FIRE) 5種類ある
・端的には、Fat FIRE⇒金持ちFIRE、Lean FIRE⇒節約仙人FIRE、Coast FIRE⇒FIREできるけど、あえて働いてますよFIRE、Barista FIRE⇒引退後、生活費の一部をパートでまかなおうFIRE、サイド FIRE⇒Barista FIREの副業バージョン
・達成しやすいFIREは、1番おススメ⇒Brista FIRE(サイドFIRE)、2番目⇒Lean FIRE
・FIREは十人十色あるので、自分だけのFIREを目指すのが理想
・FIREの計画を立てる上で参考になる
・自分が目指すべきFIREが分かる
・難易度の低いFIREを知れる
・FIREの概要はある程度知っており、これから本格的にFIREを目指そうと思って勉強している人
・FIREを目指すにあたって、どのFIREにしたら良いか悩んでいる人
・FIREの計画を立てるにあたり、自分の場合はどうしたら良いか悩んでいる人
・再現可能性が高い(難易度が低い)FIREを知りたい人
5種類のFIRE
※読むにあたっての注意点
FIREの種類はメディアによって解釈が違います。
本記事では、私なりの解釈で解説いたしますが、1番願っているのは記事を読むことにより、皆様の目指すべきFIRE像の参考になることです。
FIREは考え方や達成基準も人それぞれで、100人いれば100通りのFIREがあると思っています。
それをご理解の上で読んでいただけると助かります。
それではいきましょう!
初めにFIREは以下の5種類があります。
・Fat FIRE
・Lean FIRE
・Coast FIRE
・Barista FIRE
・サイド FIRE



意外に多くてびっくり~
更にどのFIREにするかは、以下の図で少しは参考になるかと思います。
図1:FIREの種類


FIREの種類を考える上で、次の軸で分けると理解しやすいです。
横軸:働く、働かない
縦軸:資産額、達成の早さ
斜め軸:難易度
※必要となる資産額や達成の早さは人それぞれのため、具体的な数字は控え、FIRE界隈の情報を基に(縦軸:多・少、早・遅、横軸:易・難)で表現させていただきます。
次の章から詳しく解説していきます。
Fat FIRE(難易度:★★★)


引退前と変わらず贅沢な生活を送れる金持ちFIRE。こんな生活をしてみたいです。


・働かなくて済む
・資産が多い場合、贅沢な暮らしができる
・一般的に資産家レベルの資産を築く必要があり、達成がとても難しい
・不労所得の減収(株価の暴落や配当金の減配など)があると、生活が維持できない可能性
・働かないため、社会的な関りが少なく、孤独を感じやすい
莫大な資産が必要だが、贅沢な暮らしができる
✅収入と支出の状態
生活費(多額)<不労所得
⇒月々の生活費を不労所得だけで生活できる状態(相当な不労所得が必要)
FIREの理想形とも言え、美味しいご飯を食べたり、思いっきり旅行したり、贅沢な暮らしができるのが特徴です。
多くの人が、「こんな生活をしたい」と憧れるFIREですが、人によっては億以上の資産が必要になることもあり、達成が難しいです(贅沢な暮らしの基準は人それぞれのため、人によっては少ない金額で良いことも)。
・現段階で高収入の人(会社経営者や医者、弁護士など)
・FIRE後、節約はあまりしたくない
Lean FIRE(難易度:★★☆)


節約で支出を極限まで減らして達成するFIRE。FIRE達成前も達成後も節約はする必要があります。


・達成までに必要な金額が少ないので、短期間で達成しやすい
・節約に特化するので誰でも取り組みやすく、結果が出やすい
・過度な節約をすると自分の人的資本が下がる可能性
・人によっては、経済的制限などからストレスを感じる
達成までの資産が少なくて済み、再現可能性が高い
✅収入と支出の状態
生活費(最小限)<不労所得
⇒月々の生活費を不労所得だけで生活できる状態(生活費は最小限)
【Fat FIREとの違い】
⇒生活費が多いか少ないか
Fat FIRE:生活費が多い
Lean FIRE:生活費が少ない
Fat FIREと比べて、誰でも実践できることが特徴です。
節約を極めればお金の知識は身に付きますし、自分の人生で本当に必要なものだけが見つかるかもしれません。
・ミニマリスト志向の人
・どうしても働くのが嫌で、今すぐFIREしたい人
・経済的ではなく、精神的に豊かな生活を送りたい人
ちなみに、今すぐFIREしたい理由で、リーンFIREを目指している人は、暗号資産(仮想通貨)でFIREを目指すのもアリですよ。
なぜなら、暗号資産(仮想通貨)はリターンが他の投資商品よりも高く、一気に資産を増やしやすいからです。
詳しくはこちらで解説しています。


Coast FIRE(難易度:★★★)


FIREを達成できる資産はあるが、あえて働いている状態(FIRE後にFIRE前と変わらない量で働くという解釈もある)。
※追記
コーストFIREについてさらに勉強した結果、もう1つ解釈があることが分かりました。詳しくはこちら👇


・いつでもFIREできる状態で働くので、精神的余裕を持って仕事ができる
・会社員の場合、社会保険によるメリットを享受できる
・思わぬ出費や、不労所得の減収など、経済的リスクに対応できる
・辞め時が分からなくなり、FIREが遅れる可能性
いつでもFIREできる状態でありながら、労働収入と不労所得を両方得られる
✅収入と支出の状態
生活費<①労働収入、②不労所得
⇒月々の生活費を労働収入だけでもまかなえるし、不労所得だけでも生活できる状態
FIREできる十分な資産があっても、働いている状態ですね。
理由は様々ですが、お金にもゆとりがあり、且ついつでも仕事を辞められる状態で働くので、精神的にもかなり楽だと思います。ある意味最強のFIREかもしれません。
・働くのが苦ではなかったり、好きな人
・FIRE後のリスクが心配な人
・社会的に人と関わっていたい人
Barista FIRE(難易度:★☆☆)


FIRE後、生活費の一部や半分をパートやアルバイトの雇われの身になって、まかないながら生活するものです。


・FIREのために必要な金額が少なくて済むので、他のFIREに比べて早く達成できる
・パートなどでも基準を満たせば、社会保険に加入することになり、恩恵を受けられる(独身や配偶者が自営業者の場合)
・職場先の人間関係に悩む可能性
・まかなう金額によっては、長時間働いてしまう可能性
FIRE後、足りない生活費をパートやアルバイトでまかなう
✅収入と支出の状態
生活費<不労所得+労働収入(パート、アルバイト)
⇒不労所得で足りない分を、パートやアルバイトでまかなう
FIRE後、足りない生活費をパートやアルバイトでまかなう前提なので、FIREまでの準備資金が少なくて済むのがいいところです。
また後述するサイドFIREと比べて、FIRE後にまかなう必要のある金額を時給制で計算しやすく、設定しやすいのもいいところだと思います(サイドFIREの場合、副業メインの労働のため、FIRE後の収入が予測できないため)。
・働くのが苦ではなかったり、好きな人
・FIRE後のリスクが心配な人
・社会的に人と関わっていたい人
サイド FIRE(難易度:★☆☆)


FIRE後、生活費の一部や半分を副業でまかないながら生活するもの。サイドはサイドハッスル(=副業)という言葉からきています。


・FIRE後も好きなことや得意なことで働ける
・FIREを目指していた時に行っていた副業を、FIRE後も続けるなど移行させやすい
・副業収入によっては青天井となり、Coast FIREやFat FIREに移行できる可能性あり
・副業収入がある程度(万単位)見込めないと厳しい
FIRE後、足りない生活費を副業でまかなう
✅収入と支出の状態
生活費<不労所得+労働収入(副業)
⇒不労所得で足りない分を、副業でまかなう
【Barista FIREとサイドFIREの違い】
⇒雇われるか雇われないか
厳密には、
Barista FIRE:パートやアルバイトで働くので、パートタイムに近いイメージ
サイドFIRE:副業で働くので、フリーランスに近いイメージ
バリスタと違い、副業で生活費をまかなうパターンですね。
FIRE達成前に、副業で軌道に乗った人はそのままサイドFIREに移行するのが1番楽だと思いますし、もしだめだったらバリスタに移行するのが良いのではないかと思います。
・FIRE後も好きなことや得意なことで働きたい
達成しやすいFIRE
結論としては、
です(状況によってはサイドFIREでも全然あり。後述します)
両方共通している理由としては、
①必要資金と達成年数の短さ
②再現可能性が比較的高い
などがあげられます。
Barista FIREやLean FIREは必要資金が少なく、それに伴い達成年数も短くなるのでおススメであり、再現可能性も以上のことから比較的高くなります。
Barista FIREの方がおススメの理由
では、なぜBarista FIREが1番おススメかというと、
バランスが良いFIREだからです。
収入面、支出面両方にバランスよくアプローチするので、精神上良いと思います。
一方、Lean FIREは節約特化型ですが、性格的にどんな節約に関しても苦を感じない方ではない限り、やや精神的な負担がかかることが多いので、その点でBarista FIREの方に軍配が上がります。
ですが、どちらかに偏よる必要はなく、例えば、
「FIRE達成前はLean FIREのような節約特化型にし、達成後は資産が増えていくのに応じて節約を緩める」
でも良いですし、
「節約にも収入UPにも両方特化すると言った、リーンとバリスタの組み合わせ(Balean FIREみたいな)」
と言ったFIREもアリだと思います。
ですが、ここまで聞いて、



結局どっちが良いの?
という方には、どちらのFIREが自分に合っているか、簡単な図にもしてみました。
図2:FIREの判断図


サイド FIREも全然あり
また、サイドFIREに関しては、
FIRE後働くのは決めておき、Barista FIREかサイドFIREにするかを、最終的にFIRE直前に決めるというのもありかと思います。例えば、
FIREを達成する直前(必要な金額が貯まりそうな時)、事前に決めておいた労働でまかなう分(月々の金額)に
副業収入が平均して安定的に超えている→サイドFIREをする 副業収入が超えていない→Barista FIREをする
みたいな感じですね。
FIRE後も副業収入が少なくなったらバリスタに一時的に変更するなど、臨機応変に対応していくのがベストだと思います。
まとめ
最後にまとめです。
・FIREは、(Fat FIRE、Lean FIRE、Coast FIRE、Barista FIRE、サイド FIRE) 5種類ある
・端的には、Fat FIRE⇒金持ちFIRE、Lean FIRE⇒節約仙人FIRE、Coast FIRE⇒FIREできるけど、あえて働いてますよFIRE、Barista FIRE⇒引退後、生活費の一部をパートでまかなおうFIRE、サイド FIRE⇒Barista FIREの副業バージョン
・達成しやすいFIREは、1番おススメ⇒Brista FIRE(サイドFIRE)、2番目⇒Lean FIRE
・FIREは十人十色あるので、自分だけのFIREを目指すのが理想
どのFIREにするか悩むと思いますが、冒頭でも述べた通り、
100人いれば100通りのFIREがあるので、既存のFIREの種類を参考にしながら、自分だけのFIREを目指すのもアリだと思います。
また最初は、サイドFIREやLean FIREを達成して、最終的にはFat FIREやCoast FIREに移行するのもアリだと思います。
実際に簡単なロードマップにもしました。
図3:Fat FIREやCoast FIREへ移行するまでの流れ


以上ここまでお読みいただきありがとうございました!